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「天女（てんにょ）」という言葉を、アナタも今までに一度は聞いたことがあるでしょう。
でも、一体天女がどのような存在なのか、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか？
今回は、天女とは一体何なのか？スピリチュアルな観点からの意味や、歴史、守護霊として天女がついている人の特徴などを詳しくご紹介します。
世界中の神話に登場するスピリチュアルな存在、天女について深くしれば、意外とアナタとの共通点があったりするかもしれません。
そもそも天女とは一体何？
天女とは、世界中の神話に登場する伝説の女性
「天女」と言う名前は知っていても、実際にどんな存在なのか知っている人は少ないと思います。
「天女」は簡単に言えば、天界に住む女性のこと。
天女の話として一番ポピュラーなのは、昔話童話の「あまのはごろも」ではないでしょうか。
昔々、狩人が狩をしようと山に入ると、空にふわふわと浮かんでいるものが見えました。
それは美しい天女たち。天女たちは湖に降り立ち、羽衣を木の枝に掛けて、水浴びを楽しんでいました。
それを見た狩人は、天女のあまりの美しさに、羽衣を家に持ち帰ってしまいます。
羽衣がない天女は天上界に帰ることができず、狩人のお嫁さんになったのです。
天女は、日本だけでなく、インド、中国など、世界中の神話に登場する伝説の女性です。
おとぎ話や神話に出てくる、実際には目に見えない存在ですが、私たちの守護霊になることもある、美しい「女神様」でしょう。
天女の特徴は？
「天女」という言葉を聞いて、アナタはどんな姿を想像しますか？
天女はスピルチュアルな存在であり、実際に姿を見たことがある人は、目に見えない世界に精通する人でもほとんどいないのではないでしょうか。
天女は、分かりやすく言うと、天界にすみ、天帝（天にいて、万物を支配する神）に仕えているとされる女神のこと。
見た目は美しくキレイで、「羽衣（はごろも）」と言われる鳥の羽で作った軽く美しい衣をまとっています。
羽衣をきた天女は、自由に空中を飛ぶことができると言われていて、頭には花の髪飾り。
千年の寿命があり、その天寿を全うするまで、下界（人間界）を見守り、時には人間を手助けしたりすると言われているのです。
天女の起源はさまざまあり、インド方面を起源とする説と、オリエント・ペルシャに起源があると言う説があります。
オリエント・ペルシャに起源を求める方は元々、精霊の一種として描かれていたそうです。
これが西洋方面に伝わっていく過程で天使に、東洋方面に伝わっていく過程では飛天から天女へと変わっていったと言われています。
後述しますが、日本に古くから伝わる「羽衣伝説」は、最古のもので奈良時代の「風土記」に記されています。
スピリチュアル観点からの天女について
天女は目には見えない、スピリチュアルな存在です。想像の世界でのイラストや石像では、羽衣を身につけた美しい女性ですが、その姿を実際に見た人はきっと、周囲の人に聞いて回ったくらいでは見つけることができないでしょう。
天女は天界に住む女性です。スピリチュアルな能力に長けている人ならば、時に幻をみたり、夢に見ることがあるかもしれません。
幻の存在です。
天女をこの目ではっきりと見ることは難しいかもしれませんが、前世が天女だった人間が、この世に存在すると言われています。
天界も「六道輪廻」の一つ。
前世では天界に住む天女だったのが、寿命を迎え人間界に転生することは珍しいことではありません。
霊能力者や霊媒師、スピリチュアリストなどに前世療法をしてもらうと、前世がわかるでしょう。
前世が天女の女性は、現世でもスピリチュアルな世界を皆に伝える役目を担っていることが多いです。
生まれてきた使命を知るとき、初めて自分の前世が天女だったということに気づく人も少なくないでしょう。
天女が持つエネルギーとは
天女は、多くのスピリチュアルエネルギーを持っていると言われています。
生命エネルギーはもちろんのこと、男性性・女性性なエネルギーや、欲望、恋、仕事など、非常に高いエネルギーを発し、「キラキラ」よりももっと大きな「ギラギラ」した波動で輝いています。
とてもエネルギッシュで、前向き。女性としての美しさはもちろん持っていますが、男性的なエネルギーも持っている天女は、もし人間界にいたとしたら、とても頼もしい一面を持っています。
例えば自分で会社を起こしたり、仕事で同期の中で一番に出世したり。
男性に対しても物おじすることなく、自分の意見をはっきりと主張し、男性だらけの社会でも堂々と台頭に、張り合っていくでしょう。
精神的にも経済的にも自立して、誰かに依存したり執着するようなことがありません。
その大きな溢れんばかりのエネルギーは、自分の内にだけ秘めておくことは難しく、黙ってその場にいるだけでもなぜか目立ってしまう…なぜかオーラが出てしまう…そんな存在なのです。
天女に関する伝説や歴史
天の羽衣伝説
天女の歴史は古く、日本では発祥が奈良時代の「風土記」。
そのほかインドや中国など、世界中で天女の伝説が語り継がれています。
そんな古くからの女神であった天女の羽衣伝説を、アナタも知っているかもしれませんね。
日本の逸話は、滋賀県長浜市にある「余呉湖」を舞台にしたものが「近江国風土記」に、京都府京丹後市峰山町を舞台としたものが「丹後国風土記」に残されています。
昔話として有名な「あまの羽衣」は、きっとアナタも幼い頃に絵本で読んだことがあるのではないでしょうか。
昔々ある山のすその村に、「イカトミ」と言う狩人が住んでいました。
イカトミがいつものように狩をしに山に登っていくと、澄み切った青空に白くふわふわしたものが飛んでいるのが見えました。
そしてその白いものは、近くの湖に降りていったのです。
「白鳥か？」と見にいったイカトミが見たものは、今まで見たこともないほど美しい８人の天女たちでした。
ふと辺りを見渡すと、少し離れた松の枝に真っ白い布が掛けてあったのです。
「これはきっと天女の羽衣に違いない」イカトミはその一枚をこっそりと家に持ち帰りました。
羽衣のない天女は天界に帰ることができず、泣いて悲しみました。
そんな天女にイカトミは自分の妻になるよう伝え、羽衣は隠したままに、天女はイカトミの妻となったのです。
イカトミと仲良く楽しく人間界で暮らす天女でしたが、「天界に帰りたい」と言う気持ちを捨てきれませんでした。
ある日家の掃除をしていた時に、偶然羽衣を見つけ出しました。
一緒に暮らすうちに、イカトミのことを慕うようになっていた天女は迷い悩みましたが、ついには天界に帰る決断をしたのです。
買い物に出ていたイカトミがふと空を見上げると、空へと帰る天女の姿。
「待ってくれー！」イカトミは必死で追いかけましたが、とうとう天女の姿は見えなくなってしまったそうです。
そんな伝説が、はるか昔の奈良時代から現代まで、語り継がれています。
天女と龍の関係性
「天女」と「龍」。どちらもスピリチュアルの伝説を持つ「神」の存在です。
そんな天女と龍には、どのような関係性があるのでしょうか。
神奈川県の観光スポットとして有名な江ノ島には、天女と五つの頭を持つ龍との「天女と五頭龍」と言う伝説があります。
その昔、底なし沼に五つの頭を持った龍が済み、そこに住む人々にさまざまな災いを起こしていました。
そんなある時、目の前に天女が舞い降りたのです。
美しい天女に一目惚れをした五頭龍は「妻になってほしい」とプロポーズしますが、今までしてきた数々の悪行をしっかりと見ていた天女はピシャリと断ります。
そこで、今までの行いを初めて後悔した五頭龍は反省し、心を改め、良い行いをするようになりました。
そしてついには、天女と幸せな結婚をすることができたのです。
パワースポットとして有名な「江島神社」では、天女が祀られ、江ノ島の向かいにある「龍口明神社」には龍が祀られています。
この二つの神社は、夫婦関係にあると言われています。
そんな2人のロマンチックな伝説は、やがて江島神社の「龍恋（りゅうれん）の鐘」という恋愛運アップのパワースポットとなりました。
好きな相手と2人で金を鳴らし、それぞれの名前を書いた南京錠をつけると、永遠の愛が叶うと言われています。
中国の七夕伝説
天女の伝説の一つには、中国の「七夕伝説」もあります。
昔々、天界には美しい天女の７人の姉妹が住んでいました。
幾重にも重なった美しい、雲のように軽い衣「天衣（てんい）」と呼ばれる羽衣を纏った天女たちは、天界で自由に空を飛び交い楽しく暮らしていました。
そんなある日、1人の天女が「地上に行き、水浴びをしましょう」と、天女たちは地上に降り立ちます。
そこに居合わせたのは、貧しい牛飼いの若者。飼っていた年老いた牛が若者を仄めかします。
「羽衣をそっと盗んでしまえば、天女は天に戻ることができず、アナタの妻になるでしょう」と。
貧しい若者は、天衣を素早く奪い、逃げ去りました。
天衣がないことに戸惑った天女でしたが、天界に戻ることは諦め、若者の妻となりました。
一生懸命はたを織って働き、やがて男の子と女の子の2人の子供も生まれました。
天女は人間で、幸せに暮らしていたのです。
ところがある日のこと。
天界に戻ってこないことに怒った天帝は、兵を送って天女を天界に連れ戻してしまいました。
妻がいなくなってしまった若者はガックリと肩を落とします。
そんな折、年老いた牛はまた言いました。
「私を殺して皮を剥ぎ、それを纏いなさい。天界に行って妻を連れ戻すのです。」と。
若者は泣いて牛を殺し皮を剥ぎ、2人の子供を連れて天に登って行きました。
やっとの思い出天女の元に追いつき、手を伸ばして自分の元へ引き寄せようとしたその時、天から大きな手が伸びてきて、天女と若者の間に大きな大河を作ってしまったのです。
諦められない若者と子どもたちは、一生懸命柄杓で川の水をすくい取ろうとしました。
愛する妻、大好きなお母さんのために一生懸命川の水をすくおうとする姿に心を打たれた天帝は、毎年七月七日の夜にだけ、会うことを許したのでした。
白鳥処女説話
天女の伝説は、日本だけでなく、インドや中国、ヨーロッパなどにも広く伝わっていると言われています。
その伝説どれにも共通しているのは、「天から降りてきた女が地上の男と結婚する」と言うこと。
「異類婚姻譚（いるいこんいんたん）」の物語です。
異類婚姻譚とは、人間と、違った種類の生き物が結婚すること。
「羽衣伝説」の他に、「竹取物語」「かぐや姫」「鶴女房」、そしてバレエの代表作「白鳥の湖」も、男性に衣を奪われて結婚しますが、衣を取り返して白鳥に戻って飛び去っていく話です。
世界的にも有名な天女たち
フーリー
天女は、日本だけではなく世界各地で信じられ、語り継がれている伝説です。
世界的に有名な天女の1人に「フーリー」がいます。
フーリーは、古代アラビア語では「フール」と呼ばれ、イスラム教に伝えられる天女たちの総称です。
フーリーは天界に住み、この世を去り天国へ行ったイスラム京都の男性のセックスの相手をすると言われています。
１人につきなんと７２人のフーリーが相手をすると言われていますが、彼女たちは永遠の処女。
イスラム教の預言者「ムハンマド・イブン・アブドゥッラーフ」は、「天国では処女とセックスができるのでしょうか」と言う問いかけに対し、「もちろん。そしてSEXが終わった後には、彼女は清らかな乙女に戻るのだ」などと述べたと言われています。
セックスを何度しても処女膜がすぐに再生するそうなのです。
フーリーたちは「夫の前に誰ともSEXを行わなかった乙女たち」であり、天界においてはフーリーたちがたとえ歳を重ねおいたとしても、明るく若く、美しく可愛らしく、情熱的な処女へと絶えず戻ると言われています。
しかしこの言い伝えは少数派の人間が伝えるもので、その信憑性は、イスラム教との間でも論争の的になっているそうです。
アプサラス
天女の起源はいくつかあります。
インドに起源があるという説と、オリエント・ペルシャに期限があるという説が。
オリエント・ペルシャに起源を求める説の方では、天女は精霊と考えられています。
アプサラスは、インドの神話に出てくる水の精霊の総称です。
とても美しい姿をしているアプサラスは、自由に姿を変えることができると言われています。
鳥になったり、魚に姿を変えたり…そんな自由で美しい姿から「天女」とも呼ばれるようになりました。
アプサラスは神話の中で、神々の接待役として、踊り子を努める存在と言われています。
神や人間を虜にするアプサラスですが、時にはその美しさを利用されてしまうこともあったそうです。
インドの最高神の１柱「ヴィシュヌ」の妻である「ラクシュミー」と言う名をアナタはご存知でしょうか。
ラクシュミーは、幸運や豊穣を司る女神。一説によると、ラクシュミーも、アプサラスの1人と言われています。
インドの神話では、アプサラスが人間の王や、神と恋に落ちて結ばれる話がいくつも残っています。
ワルキューレ
「ワルキューレ」と言う言葉をきっとアナタも聞いたことがあるでしょう。
ワルキューレは、北欧神話の中で、戦場で生きるものと死ぬものを導く女性のことを言います。
北欧神話の主神「オーディン」の命を受け、戦って死んだ勇者を天界へ導く存在。
他の天女…「フール」や「アプサラス」と通じるところがあり、天女と考えられています。
別名「戦いの女神」であるワルキューレ」もまた、美しく、強く優しく、戦いに敗れた男性を癒す力を持っていて、多くの男性を魅了したと言い伝えられています。
ワルキューレを題材にした小説や漫画やアニメ、アイドルもいるくらい、多くの人に知れ渡っている存在です。
天女がついている人の特徴
とにかく優しい
天女がついている人の特徴として「とにかく優しい」人があげられます。
天女は優しく朗らかな幸運の女神。天使のような微笑みで、周りにいる人たちをあたたかく包んであげるのです。
「優しい」と一言で言っても、人それぞれ「優しさ定義」は違うでしょう。
たとえば、「辛い時に何も言わず寄り添ってくれるのが優しさ」「いついかなる時も味方になってくれる人がやさしい人」と考える人もいれば、「たとえその言葉が傷付けるとしても、嘘をつかずに本当のことを言ってくれるのが本当の優しさ」だと考える人もいるでしょう。
天女の優しさは「いつでも相手のことを思い、相手のことを一番に考えているからこそ」のやさしさです。
誰に対しても分け隔てなく親切で、時に「いい人すぎる」などと揶揄されることもあるかもしれません。
でもそれは、天女の懐が深いから、心が大きいからできることなのです。
人に流されやすい
天女がついている人は、やさしい反面、人に流されやすい一面も持っています。
昔から伝わる「羽衣伝説」などを読めばわかるかもしれませんが、羽衣を取られ天界に帰ることができなくなってしまった天女は、地上の男性と結婚します。
その後幸せになるからころ救われる話ですが、本当は帰りたいのに、言ってしまえば「流されて」結婚してしまうのです。
そんな天女の流されやすい一面が、そっくりそのまま受け継がれて、何事にも流されやすい性格である場合が多いでしょう。
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積極的に自分から、と言うよりはどちらかというと受身な恋愛をすることが多いのです。
勘が鋭い
天女がついている人は、勘が鋭いです。
直感力があり、周りの人が全く見向きもしないような些細な変化にもすぐ気づきます。
最近巷でよく聞く「繊細さん」「HPS気質」の人には、天女がついている場合が多いです。
天女は、優しく、気が利き、人間や神々をケアする女神。
ですから、いつでも色々なことにアンテナを張り、色々なことに気づきやすいのです。
ですから、天女がついている人を恋人にしたとしたら、すぐに浮気に気づかれます。
優しく、温和で、怒ることも少ないですが、敵にすると一番怖いタイプかもしれません。
感受性が豊かで閃き力にも優れている
前項で、天女がついている人は「繊細さん」「HPS気質」の人が多いと述べました。
ですから天女は、そんな「繊細さん」の大きな特徴でもある、感受性が豊かで閃き力に優れた特徴も持っているでしょう。
感受性が豊かで共感力があり、相手の心情の変化にもすぐに気づきます。
他人のことを自分のことのように考える傾向があり、人の幸せは自分のことのように喜び、また人の不幸は自分のように悲しむでしょう。
とにかく、「感じる力」が強いので、色々なことに閃く力に優れています。
職場で一緒にいたら、とても良いアイデアを思いついたり、「こうしたらどうかしら」とみんなとは違った角度から物事を見てアドバイスしてくれたり、頼りになる存在でしょう。
まとめ役になることが多い
天女は、強く優しく美しい女神です。男性を魅了することはあっても、決して縋り付いたり、寄りかかったりはしない。
精神的にも経済的にも、自立し成熟した女性です。
ですから、天女がついている人は、会社や学校で、まとめ役になることが多いでしょう。
決して目立つタイプではありませんが、しっかりと自分の意志を持ち、芯が通っている女性ですから、みんなの前に立つべき時は堂々とした姿で、まとめ役をやり遂げるでしょう。
誠実で、周りからの人望も熱く、またその美しさから周りの人たちを惹きつける魅力を持っています。
そのため、みんなから指示される良きリーダーとして、さまざまな場所で活躍しているでしょう。
母性に溢れている
天女は、ただそこにいるだけで男性を魅了し、癒し、包み込む優しさを持っている存在です。
その姿は母性に溢れていて、周りにいる人たちからは、「一緒にいるとなぜか安心する」「甘えたい」「優しくされると癒される」などと思われていることが多いでしょう。
また、天女がついている人は困っている人を放っておけない性格をしています。
自分のことを後回しにしてでも、困っている人を助けようとするでしょう。
それは、「母性」のほかに「父性」も感じさせるような、強く優しい姿です。
決して派手ではないが肌や髪が綺麗で外見が美しい
天女の特徴として「美しい外見をしている」ことは外せません。
天女がついている女性は、たとえば芸能人のような華やかさだったり、顔のパーツが完璧に配置されている整った顔であったりすることはありません。
しかし決して派手ではありませんが、透き通るような白い肌や、艶々した髪など、たくさんの光を取り込んでキラキラした瞳を持っていたりなど、とても綺麗で美しい見た目をしています。
生まれつき顔が整っている人や、整形して美貌を手に入れた人など、綺麗な人はたくさんいるでしょう。
しかし天女がついている人とそうでない人との大きな違いは、「自分のことを大切にしているな」と伝わってくるかどうかです。
ぱっと見は綺麗であっても、爪の先、髪の毛の先、靴やバッグ、下着などがボロボロ・ケバケバであったりしたら、それは自分のことを大切にしているとは言えません。
「美しさの神様は細部に宿る」と言う言葉をご存知でしょうか。
その言葉の通り、天女のついている人は、ぱっと見ではなく、誰もが見落としてしまうような細部まで整っている人なのです。
ピンと背筋が伸びていて、凛としている
天女は、自分の意志を持ち、頭のてっぺんからつま先までに一本の筋が通った、凛とした女性の神です。
ですから、人間界において天女がついている人も同じように、芯が通っていて、凛とした、背筋の良い人でしょう。
人間は本来「怠け者」な生き物です。
何もしなければ、なんでもかんでも「楽な方へ楽な方へ」行ってしまうもの。
姿勢ももちろんそう。背中を曲げた「猫背」は体が楽ですし、椅子にもたれかかればもっと楽。
そうやって楽な格好ばかりしていると、姿勢はどんどん悪くなる一方でしょう。
もしアナタの身近に、いつでも背筋がピンと伸びた人がいたら、それは天女がついているサインかもしれません。
一緒にご飯を食べている時、会社での会議中や授業中、背もたれにだら〜ともたれかかることなく、ピンと背筋を伸ばして凛とした表情をしている人がいたら、可能性は高いでしょう。
天女に守護霊になってほしい場合に心がけること
好きな人を追いかけすぎない
天女は、幸運の女神様。そんな女神が守護霊になってくれたら、きっとあなたの運気をぐいぐい上げて、幸運へと導いてくれるでしょう。
天女はとても女性としての魅力があり、その場にいるだけで周りのすべての男性を魅了してしまうほどであった、と言われています。
そんな天女は恋の女神でもあり、恋する女性にとっては憧れる・お手本にしたい神さまでもあるでしょう。
恋愛のハウツーでよく言われていることは「人間は、追われると逃げる。
逃げられると追いかけたくなる生き物」と言うことです。
女性を「追いかける女性」「追われる女性」の二つに分類したら、天女は間違いなく「追われる女」「愛される女」です。
天女に守護霊になってついてほしいと思ったら、「追われる女」「愛される女」を目指しましょう。
そうなるために大切なことは…「好きな人を追いかけすぎない」ということです。
片想いをしている人はもちろん、密かに思いを寄せているセックスフレンド、今付き合っている恋人、そして配偶者…。
すべての恋愛関係・男女関係に当てはまることです。
どんなに好きで好きで、愛したくてたまらない、追いかけたくてたまらないとしても、その気持ちは三分の一くらいに抑えましょう。
毎日連絡していたら３日に一度にする。
デートの誘いがあったら３回に１回は断る。
そうしてあまり追いかけすぎないことで、相手の方が次第にアナタのことを追いかけたくなるでしょう。
そして幸運の女神、天女はアナタの味方となり、良い方向へと導いてくれるはずです。
他人に興味を持つ
天女に守護霊になってほしい場合に心がけることとして「他人に興味を持つ」ことも大切です。
人間は皆、自分が一番可愛いもの。
それは当然です。
でも、自分さえ幸せならそれで良いですか？
周りの人が困っていたり苦しんでいたとしても、自分には関係ないですか？
天女は、周りの人を救い、癒し、元気づける女神です。他人のことを自分のことのように考え、気づき、気遣い、一緒になって乗り越えていける人の味方になるのです。
ですから、今まで自分にしか興味がなかったのだとしたら、少しでも周りに目を向けて、他人に興味を持ちましょう。
たとえ初めは興味がなかったのだとしても、周りにいる人のことをより知ることで「こんな素敵な一面があったんだ」「こんなものが好きだったんだ」と発見があり、またいろいろなことに気づくことができるでしょう。
色々なことに気づけるようになると、相手を思いやる気持ちや親切心などが芽生え、人間的にも成長することができます。
そんな人を、天女は「応援したい」と思っているのです。
美意識を高く持ち外見を美しく整える
天女から好かれ、守護霊になってほしいのなら、美意識を高く持ち、外見を美しく整えましょう。
天女は、とても美しい女神様。
ですから、美意識が低く、美しくない人・美しくなろうとする気持ちがない人の味方にはならないのです。
「私は生まれつきブスだから…」「美しくなるには整形するしかないわ…」などと思う必要はありません。
ここでいう「美しさ」は、「自分を大切に労わっているかどうか」が大切なのです。
自分のことを愛し、労わる気持ちがある人は、毎日丁寧に顔を洗い、スキンケアをするでしょう。
爪が伸びてきたら短く整え、キューティクルオイルを塗る。
髪の毛はトリートメントやオイルで保湿し、お気に入りの服や下着を身につけて、汚れのついていない靴やバッグで出かけるはずです。
もしアナタの美意識が今低く、見た目をあまり気にしていないのだとしたら、今日から美意識を高く持つようにしましょう。
顔が整った人だけが美しいわけではありません。
本当に美しい人は、肌や髪や、服や爪や靴やバッグ、それらの全てがキレイなのです。
特に女性には「メイク」と言う魔法があるのですから。天女は美しい人の味方です。
出会いの場所に足をたくさん運ぶ
天女から好かれ守護霊になってほしいと思ったら、出会いの場所に足をたくさん運びましょう。
なぜなら天女は、人と人とを結ぶ「縁結び」のスピリチュアルエネルギーを持っている存在だからです。
これは、異性の素敵な相手を探すための出会いの場はもちろんですが、同性同士、世代が違う相手など、対人関係のあらゆる出会いの場のことを指します。
運命を感じられる素敵な人と出会いたい人は、合コンや街コンなどに積極的に参加することをオススメしますし、新しい友達がほしい人は、習い事やカルチャースクールなど、職場以外の新しい場所へと足を運んでみましょう。
人生は「人と人との関わり合いが全て」と言っても過言ではありません。
人は1人では生きてはいけないし、周りの人との人間関係がうまく行っているとそれだけで、人生は充実します。
周りの人と支え合い、助け合い、そして幸せに。共にこの地球を良くしていくことが、天女の願いでもあります。
ですから、周りの人と触れ合って、関わり合って、幸せになろうとする人の味方になってくれるのです。
中でも特に恋愛についてはとても大きな力を持っている天女ですから、今現在恋をしていない人は、恋の予感がする場所に行ってみてください。
初めは乗り気じゃなかったとしても天女が味方してくれて「運命」と思える素敵な人に、出会えるかもしれません。
規則正しい生活をする
天女に守護霊としてついてほしいと思ったら、まずは自分自身の生活を見直しましょう。
人間はそもそも生まれつき、本能的に、なまけものです。
ですから、自分で自分を律することができないと、どんどん楽な方へ、楽な方へと流され、不規則で堕落した生活になってしまうでしょう。
そんな人に、果たして天女は味方するでしょうか。
天女に限らずどんな神も、守護霊になろうとする人は前向きで、一生懸命で、決して諦めることなく、「なんとかして今の現状をよくしたい」と思っている人です。
ですから、もし今「どうせ自分なんて…」「私の人生なんて一生パッとしないんだ…」などと自分の人生を諦めているのだとしたら、考えを改めましょう。
（それでもどうしても気力が湧き上がってこない場合には、一度心療内科で診てもらうことをオススメします。）
「エイッ」と気合を入れて、自分の部屋、自分自身、自分の生活を見直してみてください。
早寝早起き、１日３食のバランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠、できていますか？
もしそうでなかったら、今日からまず、生活を改める努力をしてみましょう。
いつもより３０分前にアラームをかけて起き散歩したり、夜はしっかりと湯船に浸かってあたたまってから寝るようにしたり、ほんの少しの心がけで、生活は改善できます。
生活が整うと、気持ち、運と、全てのことがうまく回り出すようになるでしょう。
きっと天女に味方についてもらえるはずです。
聞き上手になる
天女に守護霊になってほしいと思ったら、「聞き上手」になりましょう。
「他人に興味を持つと良い」と前項でも述べましたが、他人に興味を持つと、自然と聞き上手になれます。
なぜなら、その人について知りたいことがたくさん出てくるからです。
天女は、救いの女神。
人を癒し、気遣い、困っている人がいたら進んで助ける。
そんな人に力を授けようとするのです。
人は皆、誰かに話を聞いてほしいものです。
悩んでいる時、苦しんでいる時も、たとえその悩みが解決できなかったとしても、ただ聞いてもらえるだけで、気持ちが安らいだり、すっきりしたりするもの。
話を聞くことは、相手にとっての「救い」にもなるのです。
そして天女は、そんな人の守護霊となって、味方になり、運を授けてくれるでしょう。
叶えたい夢をリストに書き出す
天女に守護霊になってほしいと思ったら、叶えたい夢をリストに書き出しましょう。
恋でも、仕事でも、欲しいものでもなんでも良いので、欲張りな気持ちになって、あるだけ書き出してください。
戦いの女神「ワルキューレ」からも分かるように、天女は女性ですがとても強い女神です。
もしこの世にいたとしたら、男性に怖じけることなく、対等に、やり合っていく頼もしさを持っているでしょう。
天女は自分のやりたいこと、行きたいところ、欲しいものに対しては決して諦めません。
ですから、自分と同じように叶えたい夢を一生懸命追いかけている人の味方をするのです。
夢や願望は、口に出したり、紙に書いたりしてハッキリと「自覚」し、そして周りにも宣言することで、叶いやすくなるとも言われています。
そしてその願いは、天界から見守る天女の元へも聞き届けられるでしょう。
どんな時でも決して諦めない、「絶対に叶えるんだ」という強い気持ちで前向きに頑張っている人の元へは、天女のご加護が降り注ぐはずです。
天女のスピリチュアル的な意味や天女がついている人の特徴を知って思わぬ転機や出会いを引き寄せよう！
天女は日本だけでなく、インド、中国、ヨーロッパなど世界中のあらゆる場所で信じられている、伝説の女神です。
その伝説のほとんどは、空から降りてきた天女が天界に帰れなくなり、人間界の男性と結婚するという、「異類婚姻譚（いるいこんいんたん）」の物語。
強く優しく、美しい天女に魅了されない男性はおらず、恋愛の女神、と言っても過言ではないでしょう。
そんな天女がついている人の特徴は、とにかく優しく、芯があり、そして美しいです。
天女はどんな時でも前向きに、夢に向かって努力する人を好み、そんな人の守護霊となる場合が多々あります。
味方になって欲しかったらまず、自分自身を見直し、生活や身だしなみを整えて、出会いの場へ足を運んでみましょう。
きっと天女は頑張っているアナタの味方になってくれるはずです。
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